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パイプライニング(管更生)とは?

パイプライニングとは
給排水管のトラブル
給排水管の更生技術
更生工法にも弱点が・・・
給排水管のハイブリッドな改修提案を致します

 



パイプライニング(管更生)とは

給排水管のトラブル

マンション等の集合住宅の給排水設備に用いられる配管材はその種類も多く、配管方式や用途・部位・環境などによって使い分けられています。また、年代により使用管種やその品質・仕様・施工方法などの変遷もあり、多くの管種がさまざまな状態で使用されています。これらの配管も他の設備と同様に、使用していく上で老朽化は避けられません。特に炭素鋼管(SGP)を母材とした配管材は腐食等による老朽化が見られます。

配管の老朽化現象

給水管では 排水管では
・「腐食による赤水の発生」
・「錆こぶ・スライムの付着による流量低下」
・「配管から水漏れする」等
・「排水のあふれ」
・「排水の流れが悪い」
・「排水口から臭いがする」
・「腐食による漏水が発生する」等
発生状態や原因もさまざまで複合化しているケースが多い。それらの配管の老朽化現象やその原因などを的確に把握し、その対策を講じる必要があります。


給排水管更生技術

給排水管の老朽化現象が顕在化すれば、新しい配管への取り替えが望ましいですが、給排水管は性質上隠ぺい配管が多く、全体の取り替え工事を行うことは費用が過大となるばかりではなく、床・壁・天井などの開口、コンクリート埋設部のハツリ作業等々、工事自身が大規模なものになり居住者への負担が大きくなってしまいます。

老朽化が比較的軽度な配管の改修を考えた場合、配管を取り替えずに現状の配管のままで給排水管をリニューアルすることが可能です。その代表的なものとして「パイプライニング(管更生)」と呼ばれているものがあります。このパイプライニング(管更生)は配管の更生工法の一つで、配管内の錆こぶや水アカ、スライムなどの汚れを取り除き、管内面に気流やボールを使って、防錆用樹脂のライニング塗膜を形成して給排水管の延命を図るものです。これにより、居住者の負担を極力軽くした上で、給水管の場合は赤水や流量低下の解消、排水管の場合は排水の詰まりや腐食による漏水などの解消を比較的安価に施工できる点から、所有者にとっては救済的な方法といえます。以下、管更生技術(工法)の記述は、パイプライング技術(工法)のことを示すものとします。

給排水管更生技術は、日々進化しており、特に給水管更生工法が世に出て以来25年以上になりますが、その技術については改良が繰り返され、その結果、耐久性は向上し、品質も格段に向上しています。その代表的な工法の一つが大阪ガス(株)の開発したASLU工法(アクア・シャトル・ライニングU)であり、最大の特徴である「厚塗りによる耐久性の向上・在宅要請1日」はお客様に大変喜ばれ、実績も伸ばしてきています。

ところで近年、お客様から頂く問い合わせは、これまで管更生工法の主たる対象であった給水管に比べ、排水管のトラブルに関するものが多くなってきています。この理由は、給水管は水圧が作用していることにより配管の老朽化による漏水事故の判明が早く、飲料水としての生命線でもあることから、その老朽化現象にマンション等の居住者は敏感なのですが、排水管は漏水が分かるまでには相当な時間を要することから、老朽化の進行度が分かりにくく、その改修が遅れていたためだと思われます。

老朽化が比較的軽度な排水管の改修を考えた場合、給水管と同様に配管を取り替えせずに現状の配管のままで、管更生工法によってリニューアルすることが可能です。特に大阪ガス鰍ェ開発したDSL工法(ドレン・シャトル・ライニング)は、ASLU工法と同様に、「厚塗りによる耐久性の向上・在宅要請1日」であり、信頼性の高い排水管更生工法の一つです。

給水管内(塩化ビニルライニング鋼管)の継手部の
腐食状況とパイプライニング後の塗膜状況
排水立て管内(炭素鋼管)の腐食状況と
パイプライニング後の塗膜状況


管更生工法にも弱点が・・・

排水管は給水管に比べ多様な管種や継手が使用され、それらの耐久性も様々です。排水系統によって管内に流れる排水物や量も違いがあり、配管の部位によって老朽化の進行度は大きく異なるケースが見られ、改修方法を十分に検討する必要があります。

腐食が進行した炭素鋼管(SGP)は、ねじ部等の薄肉部に穴が開きます。特に台所系統の排水管は、その排水に油汚れや調理くず等が含まれ、それら堆積物が管内面にスライムとなって付着し、それが腐敗し酸性になることで炭素鋼管(SGP)の腐食が進行して穴が開いたり、継手部のねじ部分が欠損したりするなどの現象が、他の系統に比べ早期に見られます。漏水までには至らない配管でも管更生工法を適用した場合、付着物を除去するための研磨作業中に完全に穴が開いてしまい、管更生工法では対応ができなくなり、配管を取り替え(更新)せざるを得なくなります。このように本来の管更生工事が遂行できなくなることがないように、事前の劣化診断調査によって管更生工法適用の可否判断を実施しています。その結果、管更生工法の適用が不可能と判断されれば、管更新工法の提案を行うことになります。

台所系統の抜管の状況(築25年)
抜管箇所 抜管の腐食状況(錆やスライム等を取り除いた状態)

また、配管が地中に埋設されている場合、管種が炭素鋼管(SGP)であれば、建物や地盤の不等沈下による応力や土壌による外面腐食を受けやすいため、継手部が破断してズレを生じさせ、排水に支障をきたしているケースが見られます。また、管種が塩化ビニル管の場合、配管自身は腐食による老朽化は無いものの、建設当時の埋め戻し土の沈下に伴い、継手部の抜け落ちや割れ、吊ボルトの破断と配管のたわみによって生じる排水勾配不良により排水に支障をきたすケースが見られます。

これらの不具合については、居住者宅内のスラブを開口し、床下の土砂を排出して配管を取り替えるとともに、排水勾配が確保できるようにスラブコンクリートから適切な間隔で耐久性の高い材質の吊ボルトを取り付け、勾配調整しながら支持を行います。このように地中埋設管の更新は、大がかりな工事となります。

地中埋設管の損傷箇所
配管の破断 吊ボルトの破断 排水勾配不良

居住者宅内のスラブ開口

また、排水立て管と横枝管との接続部に使用され、流れを良くするように複雑な構造(形状)を有する集合管と呼ばれる特殊継手が過去に数多くの種類が存在していましたが、現在の管更生工法では、ごく一部の集合管の施工は可能ですが、全ての種類の集合管を完全に施工する事は難しいと思われます。

以上のような老朽化現象や特殊な管継手に対しては、更生工法では対応できない事項となります。


・・・・というわけで、ハイブリッドな改修提案を致します!

給水管更生工法に関しては、その技術も確立しており、25年以上の実績があり信頼性も高いものです。しかし、排水管更生技術は、給水管に比べ歴史も浅く、多様な管種や継手が使用されているため、単一の管更生工法では対応できないケースがあります。そこで、汎用性のある工法の提案や、複数の管更生工法をミックスした施工の提案を行う必要があります。

また、配管系の中で老朽化の進行度が異なる場合は、配管の部位ごとに管更生・更新工法を使い分けた工事提案を行うことが望ましいと考えられます。例えば、老朽化が激しい専有部の横枝管の場合は管更新工法とし、横枝管に比べると老朽化の進行が緩やかな排水立て管の場合は配管を延命させる管更生工法といった提案です。もちろん、老朽化の程度は、劣化診断調査を行った上で判断しなければなりません。

このように弊社では、さまざまなニーズに応えることが出来る体制を構築して、技術提案を行っていくことが、お客様の満足度向上のために重要であると考えています。

排水管改修工法の融合の一例